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【OCR】画像がもじに!Google Driveで池っち店長の12月のTCG分析を文字おこし

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。

本日池っち店長がこんなツイートをしていました。

読んで見るとTCGの現状が客観的に書かれておりとてもためになるのですが、文章が画像ベース

定期的に書いてくださっていてるので後で読み返そうと思っても画像なので
「あれ?ポケモンのブームに火がついたのっていつ頃だっけ・・・?」のようなケースでデータを探すのが難しかったりします。

そこで自分用のメモも兼ねてGoogle ドライブとGoogleドキュメントを使って自動で文字に起こしてみました。

池っち店長とは?

企画会社スタジオ池っち社長。カードゲームの専門家です。テレビアニメ・フューチャーカードバディファイト原作者であり、カードショップFCグループの代表を務めていました。開発した店舗は40軒以上、旗艦店舗の売上、月商5000万…等の実績を持ちます。

カードゲームに関する事なら、こちらのTwitterから、何でもご相談下さい。

池っち店長の“おやじロック”より

カードゲームの黎明期からTCG業界に携わっており、20年以上メーカーやショップ、ユーザーの視点から発信しているインフルエンサーです。
ツイッターで何かと話題になることがあるので見かけたことがある方も多いのでは。

池っち店長Twitter

池っち店長の“おやじロック”(ブログ)

カードゲーム戦記(カードキングダムのコラム) 
第3回 それが人を雇うという事 は学生のころ読んで目から鱗でした。

文字起こしの手順

とても簡単です。

  • Googleドライブに画像を入れる。
  • 右クリックをする
  • Googleドキュメントで開く

これだけです。

元の画像の文章

自動で書き起こされた文章

「お待たせいたしました!カードゲーム業界営業成績データです!
すごいですよ!この不況の中、TCG業界は滅茶苦茶な好景気です!

注1 当データは、メディアクリエイト様から特別に許可を得て一部のみ公開させて頂いております。

デー タをお求めの方は、メディアクリエイト様にお申し込み 下さい。
注2 玩具業界のデータは、「4月1日から翌年3月末まで」を一期 とみなします。 即ち現在は、「2019年4月」から「2019年12月末」の8ヶ月間のデータを、去年の4月から12月までの数字と比較して、 「去年と比べて売上が増えているか減っているか」を表します。

では最初に、TCG業界全体の数字から。
|2019年度累計(4月から12月) 1097億3千万円 2018年度同日累計:
963億9千万円 昨年度対比 113.9%
去年と比べて、約114%の売上と、この規模の業界としては途轍もない伸びを見せています。しかし……. 実は、去年の12月末時点でも、120%の伸びだったので、一昨年と比べると137%の伸び、何と、二年前から約四割売上が 伸びているという急成長っぷりです!
僕もこの業界に20年居ますが、ここまで「年々全体の売上が伸びている時代」は無かったように思います。 数年前に「TCG業界が、年間市場規模が1000億円に達した!」というのがニュースになり、様々な業界から投資が行わ れましたが、今期(2019年期)はそれどころでは有りません。 3月末までの三ヶ月間を残して、すでに年間売上が1097億に達しています!僕が一年前、当シリーズ記事で「予言」して いたように、今期は間違いなく、1300億円市場に達するでしょう。

るとどうなるのか?
「データは、未来を見通し、対策を立てるのに活用する為のものです。 |「凄い凄い」と言っているだけだと学生の感想。業界人としては「この結果、どうなるのか」を見通さなければなりませ
ん。

とりあえす一枚目だけですがかなり正確に出力されました!

手動で修正した文章

「お待たせいたしました!カードゲーム業界営業成績データです!
すごいですよ!この不況の中、TCG業界は滅茶苦茶な好景気です!

注1 当データは、メディアクリエイト様から特別に許可を得て一部のみ公開させて頂いております。
データをお求めの方は、メディアクリエイト様にお申し込み 下さい。
注2 玩具業界のデータは、「4月1日から翌年3月末まで」を一期 とみなします。 即ち現在は、「2019年4月」から「2019年12月末」の8ヶ月間のデータを、去年の4月から12月までの数字と比較して、 「去年と比べて売上が増えているか減っているか」を表します。

では最初に、TCG業界全体の数字から。

2019年度累計(4月から12月) 1097億3千万円
2018年度同日累計:963億9千万円
昨年度対比 113.9%

去年と比べて、約114%の売上と、この規模の業界としては途轍もない伸びを見せています。しかし....... 実は、去年の12月末時点でも、120%の伸びだったので、一昨年と比べると137%の伸び、何と、二年前から約四割売上が 伸びているという急成長っぷりです!

僕もこの業界に20年居ますが、ここまで「年々全体の売上が伸びている時代」は無かったように思います。 数年前に「TCG業界が、年間市場規模が1000億円に達した!」というのがニュースになり、様々な業界から投資が行わ れましたが、今期(2019年期)はそれどころでは有りません。 3月末までの三ヶ月間を残して、すでに年間売上が1097億に達しています!僕が一年前、当シリーズ記事で「予言」して いたように、今期は間違いなく、1300億円市場に達するでしょう。

するとどうなるのか?

「データは、未来を見通し、対策を立てるのに活用する為のものです。 「凄い凄い」と言っているだけだと学生の感想。業界人としては「この結果、どうなるのか」を見通さなければなりません。

いわゆる「オタク向け市場」、ホビー業界、玩具業界は、年々恐ろしい速度で収縮しています。
周囲から玩具店が消えて いることに、気付いていない方はいらっしゃらないでしょう。
かてて加えて「古物市場」、つまり古本屋や中古ゲームショップも、10年前からバカスカ潰れています。レンタルビデオ ショップも、現実的に「過去の業種」です。

古物とホビーの関係者の「逃げ場」はアプリゲーム、またはカードゲーム業界しか有りません。
アプリゲームは、昔は数百万円で参入できる業界でしたが、今では最低でも開発費に「億」が掛かる業界です。しかも成 功確 は果てしなく低く、大体は「無駄な投資」に終わる上、ライバルは「世界全て」です。(海外製ゲームも普通に国 内でヒットしますからね!)
TCGは、プロモーションを考えなければ3000万で始められるコンテンツで、しかもライバルが少ない。しかも海外製T CGは基本的に入ってこない。成功確率も他のコンテンツよりは、非常に高いと言えます。
アナログTCGに投資するしか無い!と考える人は増える一方でしょう。
ただしTCGは、まともに作れる人が少ない!ここに「引っかかる」スポンサーの多いこと多いこと。
実績のあるディベッパー(開発会社)でも、成功した商品より、失敗した商品を数えたほうが確実です。
そもそも「TCGを作ろう!」というメーカーの「上の人達」が、TCGを も知らないので、信頼できる実力を持った ディベロッパーを「選ぶ」事ができないのです。本当、この失敗で潰れたTCGを幾つ見てきたことか!
ぶっちゃけて言うと、「TCGの失敗」は2つ。プロモーションが古臭くて、或いは何も考えていなくて失敗するか、そ もそものゲームの出来が悪いか。この2つです。後者が圧倒的に多いのは、以前、「ジーククローネ」の失敗について語った通りですね。
僕は数少ない実績持ちです。お仕事のご依頼もお受けしますが、まずはメーカーさん、僕を呼びつけて、話を聞くだけで も無駄にはなりませんよ。
閑話休題。…で、とにかく調子のいいTCG業界ですが、来年4月に「TCG業界が、1300億円市場に急成長!」という ュースが広まってどうなるかと言うと、幾つもの企業が、一気にTCG業界へと参入することになります!

そして、前述した失敗が繰り返されます!確実に!(笑)
2021年には、新TCGが幾つも発表され、幾つもの屍を晒すでしょう。
その中で、ごく少数のTCGが生き残り、今までのヒット 作に続く「中興の祖」となります。かつてのヴァンガードが新 風を吹き込んだように、TCG業界が更に活性化し、ユーザーは「好きなTCGを選べる」ようになるでしょう。


その中で、「失敗するTCG」に 肩入れして ショップも出 てきます。
自分の店では流行ったけど、メ ーカーサポートが終わって、その途端お客様が居なくなった」という事が起こります。
これは、かつて何度もあった事で、僕も実際に見てきた歴史です。こういった歴史は必ず繰り返されますが、僕がお伝え しているような「データ」を見て 、正しく分析している限り、そうした不幸に見舞われなくてすみます。

「自分の店では売れているが、全国的にはさっぱり売れていないTCGだ」と客観的に見ることができれば、余力のある うちにお客様を、他のTCGに誘導 ることもできるからです。
これが能動的に出来ない店は、残念ですが「潰れて当然」と言えるでしょう。

このように現時点で、2年前から四割売上アップのTCG業界ですが、2021年~2022年は更にカオスな状況になります。 この「荒れた海」では、高波に乗って大きく前進することも、波に飲まれて海の藻屑となるのも一瞬です。

お店の方々。データとアイディアを活用し、大胆な投資と冷徹な判断で、生き残りましょう。
僕は今や、「通販ショップもTCG小売業の柱」と見ているので、ここは同じように、通販関係の方々へもお伝えしておきます。
続いて、各TCGタイトルごとのデータです。 これも4月から12月の累計でご紹介します。

順位シリーズ名販売金額(千)シェア昨年度比
1遊戯王OCG21,289,00425.66%109.22%
2デュエルマスターズ20,912,72625.21%115.22%
3ポケットモンスター15, 115,63618.22%148.50%
4ヴァイス4,834, 4165.83%113.60%
5MTG 3,900,9344.70%133.75%
6バトスピ3,721,9804.49%120.37%
7ヴァンガード3,565,7604.30%88.55%
8バディファイト1,724, 9232.08%59.32%
9ウィクロス1,385,4601.67%122.33%
10Z/X1,006,0521.21%101.90%
11ファイアーエムブレム457, 1640.55%107.80%
12ラブライブ!スクコレ289,7460.35%73.25%
13白猫プロジェクト184, 4120.22%110.06%
14リセ179, 1450.22%110.06%
15プレシャスメモリーズ55, 440.07%141.54%

(千)とありますが、これは最後の数字が「千円」ということです。
つまり、ゼロが3つ付きます。 要するに遊戯王OCGは、4月から12月までの累計で、約213億円売れている、という事ですね。

■遊戯王

昨年対比109%。リンクショックの影響はすでに一年半ほど前に脱却しており、平常運転に戻った去年をやや上回る、という数字です。

いっとき、業界ナンバーワンをデュエマに譲った遊戯王でしたが、その危機感はKONAMIを動かしました。リンクルールの最大の問題点だった「他の特殊召喚を規制する」という要素が是正され、元の自由度の 高い遊戯王へと戻ります。 日 リンクルールで離れていたユーザーが帰ってきて、ここから更に売上がアップすることが予想されます。

遊戯王は5、6年ほど前から明らかに、「遊戯王で育った世代の人間が、企画や開発に関わるようになった」と考えられ ており、そこから「ブルーアイズ構築デッキ」や「歴代主人公強化パック」などの、「正にファンが欲しがっていたもの が、20年掛かってやっと発売された」事で、そこからは上り調子でした。

それが旧リンクルールでブチ壊しになっていたので、「やっと正常な成長路線に戻った」と言えます。

個人的には、新TCGである「遊戯王ラッシュデュエル」の企画意図について語りたい事も多いのですが、それはカード キングダムチャンネルの「池っち店長生放送」で語るとしましょう。
この記事を公開した本日、1月31日の夜9時から第一回放映開始です!ぜひご覧ください。

■デュエルマスターズ

昨年対比115%。遊戯王とデッドヒートを繰り広げています。今は2位ですが、期の終わる3月末、年間チャンピオンと 成れるかどうか。僕はうーん………多分遊戯王がこのまま勝つかなぁ、と見ています。僅差ですけど。

最近の小学生は、実は殆どデュエ マをやっていません。一応、「小学生人気ナンバーワンTCG」は間違いなくデュエマ なのですが そもそもTCGをガッツリやる小学生は今や少数派です。(難しすぎるし、他の遊びの選択肢が多すぎる)

では を支えているのは誰な のかと言うと、20代から30歳が中心層 ICSなどの大会等の盛り上がりから、「対戦できる機会の一番多いTCG」として選ばれている側面があります。

しかし、過剰にガチ環境が盛り上がりすぎ、上位商品が「高く売れる」という事から、今、デュエマでは深刻な問題が発生しています。

イカサマ問題です。
デュエマに限った話ではなく、どんなTCGでも大なり小なり有る事ですが、今のデュエマのイカサマ師の多さは看過できません。
デュエマ は、手札とシールドの入れ替えやマナゾーンをイジるイカサマがやりやすく、また、バレても失うものが小さい と感がえられて…

「舐められて」おり、「ヤリ得」とさえ言われています。

心ある人々、特に公認ジャッジの方々は、これを大問題だと考えているようです。
いつまでも無策ではないでしょう。
一 罰百戒。今後の関係者の差配に期待したいと思います。(僕も可能な限り協力したいと考えています!)

■ポケカ

去年に比べて1.5倍の売上。 「なーんだ、1.5倍か。ブームも落ち着いたな。」と感じてしまいますが、いやいや!感覚が麻痺してますよ。(笑)
1.5倍って、とんでもないじゃないですか!

しかもこれ、「2年前の4倍以上売っていた物の、1.5倍」ですよ!
2年前と今年を実数で比べたら、5.84倍、約6倍!

注目すべきは、この12月に「ポケットモンスターソード&シールド」のソフトが出てるんですよね。ソフトを買ってお 金がなくなり、カードの売上が下がるのでは?と分析する人も居たのですが、12月だけの売上を見ても、昨年対比109%に若干鈍っていますが、売上は落ちずに伸びています。

そりゃあ、「ソフトを買ったらカードが買えなくなる」ってのは子供の話で、ポケカの財布は親や大人の物ですからね。 ソフト一本ぐらい、びくともしません。

何度かツイートしている話ですが、ポケカをプレイしている小学生は多くても、実は多くの子供からすればポケカは、
「自分が欲しいものではなくて、お父さんと一緒に『遊んであげるもの』」

「ねだると、簡単に買ってもらえるから遊 でいるもの」なんです。

確かに二世代 に渡っているとは言えますが、なんというか、「子供が、お父さんと遊んであげる為のもの」っ ていう感覚は、実に現代っぽいですね。
だって今までは、「大人と子供が、同じ玩具で遊ぶ」という事なんて、殆どなかったんですから!いかにポケカが、「長く続いた玩具」であるか、という話です。

■その他

上位陣のヴァイスシュヴァルツ、MTG、バトスピ、全て好調。どれもユーザーなら納得の数字でしょう。

で不安があるのがヴァンガードとバディ。
バディはアニメも終了し、ここからはもう少し下のラインで安定するか 、でしょうが、コレ以上下がると難しいのがヴァンガード。ブシロードさんは巻き返しの為に様々な策を打つよう で期待しましょう。

大きな動きがないにもかかわらず、ウィクロスやゼクスが成長しているのが面白い所。これは多分、デュエマや遊戯王『以外』」を求めるTCGユーザーが、セカンド、或いはサードゲームとして参入しているのだと考 えられます。

「セカンド ゲーム」として選ばれるTCGの条件は、 対戦相手がいて、何より『ゲームとして面白い事。」そうゲームとして の面白さ。」ここが重要に思います。どっちも割と「詰将棋的」なTCGですが、そこがヘビーな ザーにはやりごたえがあるのでしょう

今回はここまで。

池っち店長生放送「池っち店長は静かに暮らしたい」を見てね!


先程もお伝えした通り、僕の初めての生放送番組を開始します! 「言い方が嫌だ!」と言われる事もある僕ですが、実際にあった人はほぼ全員「池っち店長を誤解していいます。

どう違うのか解りませんが(笑)、どうやら僕は、文章より喋っていたほうが説得力があるらしく、「池っち店長お話動画」には好意的なコメントばかり頂いています。
これを、毎週やっていこう!という企画です。
僕はTCGに関して、いろんな立場で接してきました。 「ユーザー」「ショップ」「開発者」「メーカー」 全ての立場を経験しているのは、おそらく僕の他に日本ではたった一 人だけでしょう。(誰かな?)

そうした独自の視点から、TCGについて、そこから「社会の成り立ちや仕組み」について、解りやすく話していきたい と思います。

本日公開の第一回は、ずばり!「TCGの作り方」!!
門外不出のとんでもないレア知識!ついに公開です!夜9時!カードキングダムチャンネルにお立ち寄り下さい!

おわりに

というわけでも今回は画像を文字起こししてみました。
これだけ長い文章にもかかわらずほとんど修正せずにすみました。
実際の仕事でも文書ファイルのPDFでのみ存在するファイルなどを文字に起こせるのでかなり使えるかな?と思いました。

上位3つのTCGにはまだまだかなわないですがヴァイスも昨対比よりも伸びておりこれからも商品展開などに注目したいですね!

面白そうな話が聞けそうなので生放送にはかなり期待をしています。

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